ワケあり!?社内恋愛
 
「お前タイミング悪すぎ。空気読めよ」
「は?」


そんな那月さんに、倉永さんは恨めしそうに睨んでいて……


「今、高嶺さん、落とし中だから」


と、まさかのストレートに発言してしまった。

那月さんは一瞬目を丸く見開くものの……


「あ、そう。
 やっと自分から動いたんだ」


と言い返すだけで……。


「じゃあ、カフェオレ買ったら向こう行くから」
「おー」


本人のあたしなんかお構いなしで、二人はサクサクと話を進めていた。
 
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