ワケあり!?社内恋愛
 
「おつかれー!」
「お疲れ様ですー!」


目標の7時に上がって、久々に女二人で近くの飲み屋に。

ここはよく行くところで、
いつも通り生ビールを頼むと、適当なおつまみを注文した。


「あー落ち着くー」
「亜由美さん、かなり親父入ってますよ」
「いいじゃんー。汐莉といるときくらい、女捨てさせて」


そんなふうに言ってくれるのは、すごくうれしい。

自分を信頼してくれているみたいで……。


「結婚準備、順調ですか?」
「そうねー。式場はとりあえずおさえたよ。
 これから待ちに待ったドレス選び!」
「わー!いいなー!ウェディングドレス、やっぱ憧れますね」


頭の中で、純白のウェディングドレスを想像して、つい頭がほわほわとしてしまった。


女子の永遠の憧れ……。
純白のウェディングドレス……。


「楽しみですね」
「うん」


頷いて、はにかんだ亜由美さんは、本当に可愛かった。
 

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