桜が咲く頃～初戀～
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紀子の運転する車は朝来たデパートの敷地内にあるファミリーレストランの前に着いた。そこで遅くなったランチを取った。店内に入り4人で少し広めのテーブル席に案内されて席に座った。彩未はワクワクした顔でメニューを1番に手に取ると目を輝かせながら何度も行ったり来たりページをめくっていた。

彩未はチーズハンバーグディシュに決めてまだ皆が選ぶ様子をまだかまだか？と眺めていた。おばぁちゃんはきつね饂飩にした。香奈と紀子はホーレン草のクリームパスタを頼んだ。

久しぶりの家族との外食のテーブルでも彩未は主役級に沢山話して皆を笑わせてくれていた。

食事をしながら紀子が彩未に何かあったらとスマホを持たすと言って作る事になった。彩未はその事に物凄く喜び益々お喋りをして笑わせてくれてたのを香奈は楽しいと思った。

家族でこうして楽しく食事が出来る幸せを感じたのだ。

食事の後おばぁちゃんを美容院に連れて行き、香奈と彩未と紀子はデパートの１階にある携帯ショップに入って行って香菜は新しい機種が沢山こんなに出ている事に驚いていた。

興味が無かった訳では無くて。家から出るのが面倒臭いと全て身の回りの物に執着が無くなって居たのかもしれないとも思っていた。
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