言葉がなくても
同情してるの?



そんな悲しい顔で私をみないで。



「遥斗…なんで電車に乗らなかったの?」


遥斗は紙に文字を書いた。


『りかをまってた。』

私を?と私が首をひねると、頷いた。


なんだか嬉しくて涙が溢れそうになったけど、

「仕事はよかったの!?」

と身を乗り出した。
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