言葉がなくても
彼女は僕が返事をしないのも気にせず僕の手をひきベンチに座るよに誘導する。

僕はされるがまま。

彼女は帰るのかと思いきや僕の横にちょこんと座った。

僕は気にしないふりをして本をてにしまたいつものように本を読み出した。

電車が来る10分の間、彼女は黙って僕と一緒に本を覗きこんでいた。



平然を装う僕だが全く内容が頭に入らない。



なんなんだこの女。
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