信じ合える気持ちを………

そう言って私は屋上を出ようとした

けどそれは叶わなかったんだ

透真が私の手首をつかんだから

「……まてよ!!」


『何?』

「ごめんな………俺はただお前に嫉妬してほしかったんだ
俺だけがお前を好きみたいで不安だったんだ
だから浮気した
でも、それが恋来を傷つけてたんだな
ごめんな。こんな俺だけど許してくれ
…………」

『……ふぇ………うっ……』

こらえていた涙が透真の一言でこぼれた

『ふぇ………バカとう…ま……うっ………』

「ごめんな。今まで傷つけてごめん
これからは恋来だけを大事にするから

もう一度俺と付き合って下さい」


『はい………』
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