のばしたこの手は届かない。
先生のジャージはすごくダボダボだった。

「あの…ジャージありがとうございます。」

「あぁ、制服は干しておくから学校がおわったら取りに来いよ。」

「ありがとうございます。」

「髪…ビショビショだな。乾かしてやるよ。」

「へ?いやっあのっ「遠慮すんなほら座れ。」
…やっぱり怖いよぉ。

「すいません。」

ブォォォォ…

「よし、乾いた。じゃあもう戻れるか?」

「…はい。」

「そっか、じゃあ頑張れ。担任の先生には遅れるって言ってあるから。」

「ありがとうございました。」

バタン



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