変わりゆく華たち 第一幕 散ル華
「…っ、ハァッ、ハァッ」
竹刀を片手にフラフラする。
次にくる攻撃に備え、何とか足を踏ん張って立っている。
そんな奴らを観ながら俺は竹刀を当てて行く。
「グッ…!!」
体力の限界なのか、それとも当たりどころが悪かったのか一人床へ倒れていった。
それを見ながらまた俺はまた竹刀を振り
隊士を倒していく。
一人、また一人と次々に床へ倒れていった。
あれだけ大口を叩いて、俺に一つも攻撃出来ないとはがっかりだ。
気付けば山野だけが立っていた。
「ほう…まだ立っていられるのか」
「う、うるさい…俺は、まだやれる…!」
そんなフラフラしている状態で
まだやるとは根気強いんだな。
これを見ている奴ら全員が息を呑んだ。