変わりゆく華たち 第一幕 散ル華
「俺たちはこの人に付いていく気はありません」
「そもそもこんな弱そうなヤツが何故組長なんですか?他に適任するものがいるはずです!」
他の隊士の言葉に続いて他の奴らも云いたいように言っていく。
……弱そう?
「…フッ、フフッ………」
笑えるな。
俺はお前らとはまた違う目的があるんだよ。
お前らのその生半端な覚悟で挑んでなんかいないんだよ。
その力、お前ら人間に見せてやる。
「言いたいことはそれだけか?
今、俺に不満を述べた奴ら、表へ出ろ。
この俺が相手をしてやる。
川を一歩見る手前まで送り出してやるよ?」