駆逐系男子【更新再開】
「……ちゃん!はるちゃんってば!」
「ひゃいっ!?」
いつの間にか私の席の隣に座っていたまこちゃんに肩を叩かれた。
「メイド喫茶とお化け屋敷の二択だってさー、どっちに手あげる?」
どうやら私が考え事をしている間に、話し合いは結構進んでいたみたいです。
ど、どちらかに手をあげないといけないんですよね……
こういう時、優柔不断な性格が嫌になる。
「あたし、はるちゃんのメイド姿見たいからメイド喫茶にしようかなー」
まこちゃんがそう言った時、クラスの男子の半数以上がこっちを見た。
「堤さんがメイド!?」
「ツンデレ×メイドとかキタコレ!!!」