駆逐系男子【更新再開】

「実は僕もなんだ、偶然だね。だからお互いの連絡先を交換するべきだと思うんだけど、どうかな」

「あ、えと……」


私は彼にスマホを差し出す。

「私……よくわからなくて、必要でしたらその……お願い、します」

「うれしいよ、はるちゃん。君のことはなんでも知っておきたいからね」


彼が私と自分のスマホを操作する。


「ふうん、この機種か……これだと電話番号の他にメールアドレス、あと君の自宅の電話番号も必要だな……」


吉良くん、なんだから楽しそう。
機械の設定とか得意なのかな?


< 59 / 225 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop