駆逐系男子【更新再開】
翌日のこと。
今日はお母さんとふたりで寝坊して、お弁当を作れなかった。
たまに、私が作っていたり……する。
でも誰にも言ってないからまこちゃんも知らない。
学校近くにあるコンビニに入ったはいいが。
「どうしよう……」
パンの並んでいる棚を見るも、どれにしようか迷う。
ひとつは今手に持っているメロンパン。
もうひとつはなににしよう……
決められそうもなく、おにぎりやサンドイッチの並ぶ棚になんとなく目を向ける。
「おはようはるちゃん、偶然だね」
そこには、私と同じメロンパンを持った彼がいた。