《続》手にしたあとは?
うちに帰ってから、ベットに持たれ掛って華乃を足の上に乗せた。
「華乃、正直に言って?俺が元カノと連絡取るの嫌か?…」
華乃は、一瞬固まったけどすぐに俺の胸に持たれ掛って答えた。
「嫌ぢゃないよー。私も少し心配だもん。大樹がやさしいの知ってるもん。」
いつもなら『そっか。ありがとな』で済ませるケド、今日はそんな訳にいかない。
「華乃、正直に。」
華乃を前向きにしてもう一度聞いた。じっと華乃の瞳を見つめて――。
少しの沈黙の後に華乃が小さな声で答えた。
「本当は…不安…」
やっぱり。
「ごめんな…気付いてやれなくて。」
俺は華乃の頭を撫でた。
「いいのっ。気にしない様にするから…ね?」
「ダメだよ。華乃の事、少しでも悲しませたくない。アイツはもぉ大丈夫。連絡取るの辞めるよ。」
「…ごめんなさい。ワガママで…」
しょんぼりする華乃がまた愛しくて、さっきより少し激しく唇を重ねた。
彩!と、ムカツクけど要!ありがとう。