《続》手にしたあとは?
いけない、そう思って目を話した瞬間…
要に抱きしめられた…
「ちょっ…と!やだっ!要っ…!」
なんとか要の腕から逃れよう思っても、強すぎて身動き出来なかった。
「俺は…はなチャンしか見てないですよ?入学してからずっと…はなチャン以外目に入らない!」
え?
「何…イキナリ…冗談?」
「冗談で今まで慕ってきた先輩の彼女抱き締めないっすよ!」
真剣な瞳…
私オカシイ…
大樹以外いらないのに…
要の瞳から…
逃れられない…
どうして…?
ギュッ―
要の腕に力が入る…
「要…っ」
どうしたらいいか分かんなくて、うつ向いたまま固まっちゃった。
でも、後から来た大樹が助けてくれた。
冷静に…私を要から避けた。
こっそりキスしてくれたのは…焼きもち?
『冗談ですよ』
要の言葉…冗談なんかぢゃない…本気だね…