《続》手にしたあとは?


そんな事考えてたら…


「ハナ!?講義終わったよ?」


隣で爆睡してた彩が起きて私の肩を揺すった。


「彩〜…」



「どした〜?」



「この後空いてる?お茶しない?」


私は彩に腕を絡ませてさっさと大学を出た。

要と顔合わせずらいもん…




駅前のカフェでまったりお茶しながら、昨日の要の言動と大樹との事を話した。

「要は本気かもね。アイツ大樹さんのマネして髪もあんなんしちゃって…でも、まぁそのおかげで、大樹さん元カノと連絡取らなくしたんでしょ?良かったぢゃん♪」


彩はいつもあったかい目で私を見てくれてる。彩になら本音を言えるんだ。


「うん。そぉなんだけど…チョット…ドキッとしたの。要に…」


「あらら。ハナもやっと大樹さん以外の男見れる様になったか♪」


ニヤニヤ嬉しそうな顔…

「え〜!何で嬉しそうなのー…?」


「だってハナ、大樹さんが全てみたいな感じだもん。いい事だけど…たまには周りを見なきゃ、大切なモノ見失っちゃうよ?」



「そうなのかな…でも要は好きぢゃないよ?要が本気ならきちんと断らなきゃ!」


「うん。そうしなっ。」




そうしよう!


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