《続》手にしたあとは?
食堂には、華乃と彩…美人でさばさばしてる華乃の親友。
その向かいにはサークルのメンバーでぢゃないヤツが3人、座って話をしてた。
真ん中のヤツが華乃に異様にせまってる。
「ハナ、一回でいいからさぁ。デート♪ねっ!」
はぁ?
「ダメだってばぁ。私彼氏できたんだもん…。」
「そうだよ。ハナは彼氏に夢中なの。諦めな、直樹。」
彩ナイス!
「一回だけだよ?ハナの事本気なんだよ俺。彼氏よりイイかもしれないじゃん?なっ?」
男は諦めない。ヤバい…このままぢゃトロい華乃が丸めこまれる!
と、近付いた瞬間…
「い・や!」
え…?俺は正直驚いた。
「気持ちは嬉しいケド…大樹以上にカッコイイ人なんていないの。直樹と遊んだり、彼氏を不安にさせたくないの。ごめんね?」
華乃は席を立った。
あんなにはっきり自分の意思言える子だっけ…?