君のとなりで【短編】






どれくらい待っただろうか。





野球部のバスが到着する。





1年生らしき人が、荷物を部室に運び出す。





片付けが全て終わったころには、暗くなっていた。





少し離れたところに、いたけれど湊くんは気づいてくれた。





走って近づいてくる。





「美桜!かなり待たせたよな」





「待っていたかったから」





「そっか…」





沈黙。





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