君のとなりで【短編】






私は湊くんの隣に座る。





壁には、バットが立て掛けられている。





「自主練してたの?」





「うん、イメトレ」





甲子園。





一緒に行きたいな。





「美桜は、卒業してから進路どうするの?」





「今のところK大学かな」





「俺と一緒じゃん、頑張ろーな」





そう言って、笑う君。





また一緒にいられるんだ。





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