籠の鳥





ガチャ―…




コーヒーを飲みながらそんなことを考えているといきなりドアが開き
男がズカズカ部屋に入ってきた




ハァー


「よっ♪冷血漢(レイケツカン)」


「何しに来た、
仕事の邪魔だ早く消えろ」

無視して仕事を続けていると
そんなことお構いなしに男は話し続ける


「せっかく来てやったのに親友に消えろとはなんだ」


「誰が親友だ
お前には悪友と言う言葉の方がお似合いだ」


「ヒデー
お前相変わらず可愛くねーなー」


「可愛くなくて結構」





男がデスクに両手をつき拓真と話していると
開け広げられていたドアから柴崎が慌て入ってきた



「拓真様申し訳ありません
お止めしたのですが柿崎(カキザキ)様が…」


「ああ、わかっている。
いつものことだ下がっていいぞ。」



拓真が額に手を当てため息をつきながらそう答えると柴崎は退室していった








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