世界の終りで愛を歌う
続政治の腐敗が招く危機
国民の声を無視する政党と国民目線の政党が戦っていた。
本来は協力しあって国を良くするのだが、
今は政権を争っている。
国民の声が反映されない現状を変える為には、
すでに政権交代しか道が残されていなかった。
大連立が潰えたのでそれしかなかった。
この事も小沢の誤解を生んだ。
小沢は政治が変わり、
世の中が良くなり、
国民の生活が良くなれば良いと思っていた。
別に政権を奪取する事をしなくても、
政界を改善できればそれで良いと思っていた。
ある政治家は自民党をぶっ壊すと言っていたが、
壊してどうする。文字通り、
色々壊してくれた。
日本が他国に誇る終身雇用制度を壊し、
日雇い派遣から来るワーキングプアと、
ネットカフェ難民を作り出した。
それに、小沢が時間とお金が掛るが、地方を良くしていこう。
と言ったのに対して、
当時の過激な経済学者で自民党の議員がこういった。
「東京がよくなれば全てよくなる」
といってそれを断行した。
それが地方格差を生み出し、
最近になって地方分権を自民党が言い出した。
これは、小沢の基本政策。
その証拠に1992年に小沢が出版した、
政治家の書いた本で一番の出来と評価される、
日本改造計画に記されている。
小沢の主張を4年前に切り捨て、
今更持ち出すのだ。これにより、
また小沢の先を見通す力を世の中に示してしまっている事を彼等は気がついているのだろうか?