ずっと傍に‥。
「彗斗?どうかした?」
昼休み。
俺は陽菜を屋上へ呼び出した。
「もしかして無理してる?」
「え…?」
陽菜はビックリした顔で俺を見る。
そんな陽菜の表情を見て疑問は確信へと変わった。
「やっぱりそうなんだな…」
「だって…こうでもしなきゃダメだって思ったの。緋呂くんにも彗斗にも迷惑かけて…。だから…」
目に涙を溜めて陽菜はそう言った。
そんな陽菜を見て俺はごめんと呟くことしか出来なかった