ずっと傍に‥。

ダブルデート


「ゴホッ…!だ、ダブルデートぉぉ?!」

「そっ♪俺と陽菜とコイツと梨華で。」




彗斗は親指で緋呂くんを指しながらそう言った。



「ダメ…かな?」

「いや…えと‥あたしが良くても……」

「俺なら全然問題ねぇけど?」



私が言うよりも先に彗斗が先に答えた。


私まだ何も言ってないじゃん。


そう思ったけど当たってるので声には出さなかった。



そもそも…
なんでダブルデート?
緋呂くんがラブラブしてるとこなんて見たくないのに…

彗斗はなに考えてんの?


そんなことを思いながらチラッと彗斗を睨んだ。


「嫌なら別に無理しなくていいからね?コイツが無理矢理提案してきたことだし…」

「はぁ?乗ってきたのはお前だろ?よく言うぜ。」

「お前なぁ!デートくらい誘えって!」



そんなことを話ながら言い合いをしてる。
こうなったらもう誰も止められない…



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