ずっと傍に‥。

照り付ける太陽。
光に反射されてキラキラ光ってる砂浜…


耳を澄ませば波の音が聞こえる。
そんな心地良い音を聞きながら目を閉じた。


「びしょぬれだぁ~!」


誰かと思って目を開けるとそこにはビショビショに濡れた緋呂くんがいた。


ふと海岸に目線を移すと今度は梨華と彗斗が水をかけあって遊んでいた。


「ガキみてぇ(笑)」


そんなことを言いながら梨華を見る緋呂くんはどこか優しそうな顔をしていた。


「今日はありがとう。それと…なんかごめんね。」

「別に気にすることないよ。…なんか未だに慣れないんだよなぁ。梨華と二人っきりってのがさ…」



そう言いながら少し焦る緋呂くん。



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