ずっと傍に‥。
私だっていつまでもこのままでいたいなんて思ってない。
今は梨華しか見てなくてもいつかは私だけを見て欲しい。
でも、緋呂くんにとって梨華は特別な存在。
幼い頃からずっと一緒で…
私の知らない空間がそこにある。
私の知らない緋呂くん…
こうしてる今でも……
「変えたいでしょ?」
ふと莉緒の顔を見ると優しいまなざしで私を見ていた。
…ちょっとビックリ
こんな莉緒を見るのは初めてかもしれない。
心配してくれてるんだ…
「…考えてみようかな。」
「本当っ?!」
前向きに考えてみよう。