ずっと傍に‥。

私だっていつまでもこのままでいたいなんて思ってない。

今は梨華しか見てなくてもいつかは私だけを見て欲しい。


でも、緋呂くんにとって梨華は特別な存在。
幼い頃からずっと一緒で…


私の知らない空間がそこにある。


私の知らない緋呂くん…
こうしてる今でも……



「変えたいでしょ?」


ふと莉緒の顔を見ると優しいまなざしで私を見ていた。

…ちょっとビックリ



こんな莉緒を見るのは初めてかもしれない。

心配してくれてるんだ…



「…考えてみようかな。」

「本当っ?!」


前向きに考えてみよう。



< 148 / 272 >

この作品をシェア

pagetop