ずっと傍に‥。
「はぁ~…」
ベッドに寝転び俯せになりながら今日買ったばかりのチョコをジッと見つめる。
バレンタインは一週間後。
時間はあるって言えばあるけど…もうそんなに時間はない。
まさかこんなに早く告白するなんて思ってもみなかった。まだまだ先だ…なんて思ってたのになぁ‥
「なんて言おう…」
ストレートに?それとも遠回しに?
でも…鈍感な緋呂くんのことだから遠回しじゃないほうがいいかなぁ。
゛陽菜ちゃん゛
ふと緋呂くんの顔が浮かぶ。あたしの名前を呼ぶ緋呂くんの顔…
キャー//
って…
あたしバカじゃん。
第一フラれるに決まってんのに…
少し妄想を取り入れて喜んだり落ち込んだりしていた。