ずっと傍に‥。

「ふぁぁ~‥」

「陽菜ちゃんまた寝不足(笑)?」



結局昨日は眠れないまま朝を迎えてしまった。


前にもこんなことがあった気がする。


「どうせ緋呂くんのことでも考えてたんでしょ?」

「うっ…」

「バレバレェ♪」



最近の莉緒は勘が鋭い…
前はそんなことなかったのになぁ。


そんなことを思いながら楽しげにスキップをしている莉緒を見つめた。


「陽~菜ちゃん♪」

「緋呂くん…」


後ろを振り向くと緋呂くんが居た。
今日も元気だなぁ…なんて思いながら緋呂くんを見る。


「梨華は?」

「遅刻(笑)最近いつもこうなんだ」

「そっか。じゃあさ教室まで一緒に行こうよ」


緋呂くんが頷いたのを確認して教室へ向かう。



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