ずっと傍に‥。

「彗斗…あたし金曜日、緋呂に告白する。」



私がそう言った瞬間、彗斗から笑顔が消えた。



「え…?」


「このままじゃいけないことくらい私にも分かってるから…もう見てるだけの恋はお終い。」


「やっと?(笑)いつすんのかなぁっていつも思ってたけど…やっと決心ついたんだな。」



もっと落ち込むと思ってたのに彗斗は笑顔だった。
私の頭の中はハテナでいっぱいになった


「フられたからって泣くなよ~(笑)」


「わ、分かってる!!」



そんなことを言いながら彗斗と話していた。


…彗斗は本当に優しい。
こんな時でも私のことを気遣ってくれるんだ。



そんな心遣いが嬉しかった…



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