ずっと傍に‥。
そして金曜日‥
ついにこの日が来た…
「ふぁぁ~‥」
「呑気に欠伸してる場合?!今日だよ?」
「分かってる…」
これ以上何も聞きたくなくて少しだけ早歩きした。
言われなくても分かってる…緊張しないようになるべく考えないようにしてたのに…
莉緒のバカ…!
ドクン・・・
まだ放課後にもなってないのに私の心臓はバクバク音を立てていた。
隣の人に聞こえるんじゃないかってくらい大きくて…
授業が始まって、いつもなら寝てしまう私だけど今日はそんな気分にはなれない。
そんな私を見て珍しく思ったのか久し振りに先生が褒めてくれた。
でも今は喜ぶほどそんな余裕はない。