ずっと傍に‥。
「ひ、緋呂くんっ」


「ん?」



ドクン・・・



ドクン・・・



ドクン・・・



静まれぇ…心臓!



そんな気持ちとは裏腹に静まるどころか大きくなるばかりだった。


でも今言わなきゃ一生言えない気がして…
私は落ち着きを保ちつつ話した。



「緋呂くん‥。今日呼び出したのはね?聞いて欲しいことがあったからなの。


あたし‥緋呂くんのことずっと見てきた。梨華をどんなに好きかってことも分かってるつもり…


梨華と付き合ってる緋呂くんは本当にキラキラしてて…
見てて羨ましかった。


そんな緋呂くんをずっと見てきて‥


あたし気付いたことがあるの。



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