ずっと傍に‥。
キーンコーン…
チャイムが鳴ったと同時に俺は梨華がいる教室へと向かった。
いつものように梨華を呼ぼうとした時、目に入ったのは楽しげに笑う梨華と…男。
俺は肩まで上げていた手を引っ込めジッと梨華を見つめた。
…あの男。
どっかで見たことあるな
そう思ったけどなかなか思い出すことが出来ない。
「…戻ろ。」
だんだん空しくなってきた俺は自分の教室に戻ることにした。
こんなことで嫉妬なんてしてたら…きっとこの先続かない。
ただでさえ梨華はモテるんだ…
もっと広い心を持たないとな。