ずっと傍に‥。
「誰なの?」
「知らない。なんか告白された」
「なんて返事したの?」
「いいよ。って普通に言った」
「えぇ?!ちょっと!陽菜ちゃん!!」
次の授業の道具を持って私は教室をあとにした。
これ以上なにも聞かれたくないよ。
そんな私の願いも空しくその日はずっと莉緒に質問攻めされた…
「陽菜ー」
帰ろうとした時、昼間私に声をかけてきた人が話しかけてきた
「なに?」
しかもなんで呼び捨てなのよ…
ウザいな。
私は少し不機嫌になりながらそう答えた
「一緒に帰ろうよー♪」
そう言って私の腕を掴み下駄箱へ向かって歩く。