ずっと傍に‥。
直弥はいつも笑って今じゃクラスを盛り上げるムードメーカー役。


バカみたいにテンションが高い。それが直弥だった



だから寂しそうに笑う直弥を見るのはこれが初めて。


「な…なに言ってんの?」


「梨華…俺…」


「や…止めてよ!意味分かんないし!!」



私はそう言い残して振り向くこともなく一目散に家へ向かって走り出した。


走ってる途中、「梨華!」って呼び止める声が聞こえたけど…そんなの無視。



なんて話したらいいか…分かんないもん。


それにいつもの直弥じゃなかった。



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