ずっと傍に‥。

最後のデート

緋呂side


…最近梨華の様子がおかしい。
俺が話しかけてもどこか上の空だし。
それに…
目を合わせてくれなくなった。



何かあると思った俺は彗斗に相談した。


「そりゃあなにかあんだろ。昔から梨華は分かりやすいよなぁ(笑)」


「俺…なんかしたかな?」


「それは違うだろ。多分…‥つか、そんなことよりさ!」


彗斗は話を逸らすように違う話題を話始めた。


俺はムッとしながら彗斗を睨む。


彗斗は横目で俺をチラチラ見る。


「あー!!!分かったよ。話してやるよ!でもどうなっても知らねぇぞ?」



彗斗は観念したのか梨華のことについて話始めた。



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