ずっと傍に‥。
「さみぃな…取り敢えず喫茶入ろ!」
そう彗斗に促され近くにある喫茶店へ入った。
クリスマスということもあってカップルがちらほら見える。
軽く飲み物を注文して飲み物が来るのを待った。
ぼーっとしながら昨日のことをふと思い出す。
気付けばさっきからそれの繰り返し…
だからぼーっとしないように気をつけているのだけど…
どうやら無駄みたいだ・・・
「昨日なにしてた?」
「昨日?」
「うん。夕方くらいのときなにしてた?昨日電話したんだけど出なかったから。」
「多分…緋呂くんと会ってた時間だ。」
彗斗は怪訝そうな顔をして「緋呂?」と言った。