ずっと傍に‥。


そんな彗斗を可愛いなんて思いながら緋呂くんを気にかけていた。



きっと落ち込んでるに違いない…
私だったら絶対立ち直れないもん。



でもこういう時は一人のほうがいいよね…
緋呂くんも色々考えたいだろうし。



「よしっ!緋呂んとこ行こう!」



え?
突然なにを言い出すかと思えば、彗斗はとんでもないことを言い始めた。


今…一人にしといたほうがいいって思ったところなんだけどな。


でも念の為止めなきゃ。
そう思って喋ろうと思った瞬間…またまたとんでもないことを言い出した彗斗。



「なんで陽菜が知ってて俺は知らないんだよ?そんなのおかしい!」



そう言って立ち上がったと思ったらレジの方へ行ってしまった。



お金を払ってるんだと気付いたとき、私もレジへ行ってお金を払おうとしたら彗斗は私の手を強く引っ張り「早く行こ!」といい、その声と共に彗斗は早歩きして店を後にした。




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