ずっと傍に‥。
★Chapter8
突然の告白
彗斗side
『陽菜ちゃんが好き。そう言ったらお前はどうする?』
黒い瞳でジッと俺を見ながら緋呂は陽菜の名前を口にした。
あろうことか…好きとか言いやがって。
…ふざけんな。
「お前は梨華が好きなんだろ?!…なのになんで陽菜が好きとか言うんだよ!」
頭がついていかない。
昨日、緋呂と陽菜が会ったって聞いただけですごくイライラしたのに…
キスしてたなんて…
なんだよそれ。
今は怒りよりも悲しいという気持ちでいっぱいだった。