ずっと傍に‥。
「ここで話すのもアレだし…近所の公園行こ」
私はゆっくり頷いて彗斗の後ろを歩く。
公園に向かう間、彗斗が口を開くことはなかった。
しばらく歩くと目的地である公園に着いた。
私と彗斗はベンチに座り一服つく。
公園には誰一人遊んでなくているのは私と彗斗だけ。
「俺さ…陽菜には幸せになって欲しいんだよ。本当の幸せって奴を掴んで欲しい…
俺…陽菜を幸せに出来るのは俺だ!ってずっと思い込んできたけど…違うんだよな。
陽菜を幸せに出来るのは緋呂しかいねぇよ。
本当は分かってたけど知らないフリした。
でもこのままじゃいけないんだよな…
そう思わせてくれたのは陽菜なんだ。
さっき「付き合って」って陽菜に言われたとき、自分の中ですげぇショックで…
俺…好きな子にここまで言わせてるんだって思った