ずっと傍に‥。
★chapter2

2度目の恋


照れくさそうに公園を去って行く緋呂くんを見えなくなるまでずっと見送った。


ドキドキ‥…


さっきから静まることのない胸のドキドキ。


私…どうしちゃったのかな。


自分でもよく分からないけど、緋呂くんの顔が頭の中でクルクル回る。


結局その日は眠りに就くことが出来なかった。


「ふあぁ~‥‥」

「陽菜ちゃんが欠伸してるぅ♪珍しいね?」

「あたしだってそういう時ぐらいあるよ。」



片手で口を隠しながら私と莉緒は教室へ向かう。


確か一時間は…国語だったよね。
寝るかなぁ。


「お前ら~席つけぇ。」



そんなことを考えていると先生が教科書を片手に持ちながらやってきた








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