ずっと傍に‥。
★chapter3

彗斗の恋

―彗斗side―


「なぁなぁ!今度陽菜ちゃん連れて3人でどっかいかね?!」


足をバタバタさせながら俺は緋呂に聞いた。


「また陽菜ちゃんかよ~つか、足バタバタさせんな。埃が舞う」


緋呂は俺を睨みながら言った。


今、俺は緋呂の家に遊びに来てる。


緋呂とは昔から仲が良くて今でもそれは変わらない。


「俺…梨華に告った。」

「ブッ…。ゴホッ。」


俺は口に含んだジュースを零しそうになった。


「きったねぇなぁ!」

「いきなり変なこと言うお前がわりぃんだろ!…つかマジなの?!お前あんなにためらってたじゃんか!」


そう…。コイツは俺が何回告白しろって言っても実行しなかった。


緋呂自身もしようとしなかったのに…



なんでだ?








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