ずっと傍に‥。

「なんの話してんの~?」


なんとなく噂が気になった俺は重たい体を起こして女子に聞こえるような声で聞いた。


「彗斗~♪」


俺の名前を呼びながら近付いてくる女子の集団。


「若葉 陽菜って知らない?今チョ~話題の人っ!」

「なんかね~?人の彼氏取ったりだとか、何人の男とヤったって噂だよ!」

「友達もいないらしいよねっ!でも仕方ないかぁ(笑)」



そんなことを言いながらクスクス笑っていた。


俺は「そうなんだぁ~」と呟く。


若葉陽菜って奴はそんなに悪い奴なのか?

俺が見る限りそんな風に見えなかったけど。


そんなことを思いつつも俺は陽菜ちゃんのことを゛最低な女゛と勝手に決め付けた。


俺は噂をそのまま鵜呑みにしたんだ…












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