ずっと傍に‥。
そんなことを考えながら学校の坂を下りていると、
「ねぇっ!」
後ろから誰かに声を掛けられた。後ろを振り向き誰なのか確認する
「誰?」
私は思わずそんな言葉を口に出していた。
男は小走りで私の元にやって来た。
「俺の名前は中野!」
彼はそう名乗りはにかんだ笑顔を見せた。
゛中野゛と名乗った彼はいかにもチャラそう…
耳にはキラキラ輝く幾つものピアス。
髪も金髪に近い髪色。
こういう人は大体チャラチャラしてるもんだ。