ずっと傍に‥。
俯きながら席に座る若葉 陽菜。
俺はその様子をジッと見ていた。
つーか、顔見えねぇ…
そんなことを思いながら見ていた。
「…へぇ~これが陽菜ちゃん?」
俺がそう言うと少しびっくりした顔で俺を見る。
「コイツは池山 彗斗。さっき偶然あったんだ」
陽菜はゆっくり頷いて目線をまた下に戻す
「初め…まして。若葉…陽菜です」
少し顔を赤くしながら自己紹介する陽菜ちゃん。
ドキッ
「かっわい~!!」
気付いたら俺はそう叫んでいた。
俺が想像していた若葉陽菜は、もっと冷たい奴で、目付き悪くて、チャラチャラしてる奴だって思っていた
なのに…その印象とは全く違う。
ていうか可愛すぎじゃね!?髪も丁寧に巻かれていて…大きい目をしている陽菜ちゃんは本当に可愛いかった…