ずっと傍に‥。
陽菜ちゃんとはたまにメールするくらいでそんなに親しい間柄じゃない。
なのに、なんで緋呂とはこんなに仲良いんだ?
同じクラスだから?
つーか…仲良くなりすぎじゃね?
俺はそんなことを思いながら緋呂を睨む。
「なんだよ?」
「別に…」
「お前さー陽菜ちゃんのこと好きだろ?」
「え?」
俺が陽菜ちゃんを好き…?
なにを言ってんだ。コイツ
「好きだよ?」
「そういう好きじゃなくてっ!恋愛感情として好きだろ?」
みるみる顔が赤くなる俺。
なんでかは分からない。
でも、頭の中に浮かぶ陽菜ちゃんの笑ってる顔が頭に焼き付いて中々離れてはくれない…