ずっと傍に‥。
「梨華…っ!」
「ほっといて!…関係ないでしょ。」
そんな風に俯きながら話す梨華。
そんな梨華を見て俺は何も言えなかった。
それ以来、梨華と話すことも減って…
梨華のことはなんでも分かっているつもりでいた
一番の理解者は俺だって思っていた。でもそれは勘違いだった…
現に今、梨華がなにを思ってるのか。なにを考えているのかまったくわからない。
俺たち…幼馴染みだよな?
なんで話してくんないんだよ…
悔しかった…
情けなかった…
だんだん小さくなっていく梨華の姿を見ながら俺はただ唇を噛み締めることしか出来なかった…