ずっと傍に‥。

高校に入学してからも俺は梨華のことを忘れられずにいた。


もういっそのこと諦めてしまおうか…そんなことを思っていた時、俺は陽菜ちゃんと出会ったんだ。


* * *

あの日もいつものように学校の坂を下りている時だった。


「離してよっ!」


振り向くと、どうやらカップルが言い合っている様子。


男は女の腕を掴みどこかへ向かおうとしている。でも、女の方が嫌がって中々進めない様子だ


最初は気にすることないと思っていたが、あからさまに嫌がる彼女を見て「もしかしたら…」って思った


俺は急いで彼女の元へ行って腕を掴み見つからない場所へ隠れた。










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