ずっと傍に‥。
「あの…。」
「ん?」
「名前は…?」
「俺の名前は、宮坂緋呂!」
「あたしは…」
「若葉陽菜ちゃんだよね?」
「…え?」
どうして知ってるの?
私たち…初対面なのに。私はとにかくビックリして緋呂くんの目をジッと見た
「学校で噂の的だよ?しかも一緒のクラスだしね。」
…一緒のクラスだったんだ。
「話したこともあるんだけど…?」
そう言って覗くように私の顔を見る。
話したことなんてあったっけ…?覚えてないよぉ。
「ごめ…ん。でももう覚えたよっ!」
そう言って私は笑って見せた