ずっと傍に‥。
告白
緋呂side
この日、俺はいつものようにベッドでゴロゴロしていた。
♪~♪~♪‥
机に置いてあった携帯が突然鳴り出し、誰かから着信がきていることを知らせている。
俺は、重たい体を起こして電話に出た。
「もしもし。」
「緋呂か?」
「なんだ。彗斗か」
「なぁなぁ!明日暇?つーか暇だろ!?」
「俺だって忙しい時がある!」
彗斗の言ってることが当たってるのがなんか悔しくて俺はついついそんなことを言ってしまっていた。
「そんな見栄張んなって!…明日さ祭りいかね?」
「お前と?!」
「……陽菜と」
「なに?!お前誘ったの?」
「うん。でも二人っきりはさすがに…な。だからついてきてくれっ」
「やだね。」
「お願い!」
「やーだっ」
二人っきりになんのそんなに嫌なのか?
二人っきりの方が絶対にいいだろ。
「お願いだって…。その方が陽菜喜ぶんだよ…じゃあそういうことで!明日18:00駅に集合なっ!」
彗斗はそう言い残して電話を切った。
…まだいいって言ってねぇのに。