晋太郎〜ホームステイ〜
さよならアンデルセンの国
ロゼッティの出現。

ホームステイ生活に陰り。

気分転換を兼ね、「オーデンセ」へ1人旅。

童話作家アンデルセンの故郷。

おとぎの国。

色とりどりミニチュアサイズの家。

家の周りに綺麗な花々。

窓辺には可愛らしい置物。

ちゃんと人が住んでいる。

・・・

でもちょっと孤独。

雨は土砂降り。

レインコートは紛失。

宿は満室。

アンデルセンのような「放浪の旅」。

と、言うより。

「フーテンの寅さん」。

駅で夜明かし。

・・・

翌日、「イエスコウ城」見学を思い立つ。

路線バスがない。

徒歩では遠い。

やむを得ず、ヒッチハイク敢行。

親切な老人が出現。

車で近くまで送ってもらう。

森と湖に囲まれた中世の城。

ヒッチハイクが似合う風景。

そして再び、ホルステブロへ。

駅までお迎え。

家出少年の帰宅。

ちょっと照れくさい。

・・・

「北海」へのドライブ。
波は荒く海水浴とは程遠い。

北欧はサッカー好き。
サッカークラブの練習見学。

夜間の川釣り。
収穫はマス一匹。

牧歌的な教会。
日曜礼拝。賛美歌の歌声。牧師の短い説教。

こうして2週間は過ぎた

・・・

8月23日。

ホストファミリーとの別れ。

「世界ウルルン滞在記」のように・・・

見ず知らずの日本人。

暖かく受け入れてくれた。

別れ際。

エリが一枚のTシャツをお土産に。

胸にロゴマーク。

"HOLSTEBRO"

今でもタンスの片隅に眠る。

ロゼッティ。

香港の住所を書いたメモ。

再会の予感。

・・・

さようなら

ホルステブロ

・・・


再び、列車に乗る。

最終目的地。

「花の都パリ」を目指す。

・・・
< 7 / 8 >

この作品をシェア

pagetop