初めての恋に溺れる人魚~my first love~

「は、い……」


頷いてしまう私。

もう、これで本当に先輩達のバンドに参加することが決まってしまった……

青ざめて立つ私。

そんな私に月島先輩が近付く。


「おい」


「……!」


次はまた何……!?と怯えていたら、ポンと私の頭に手を置いた月島先輩。


「そんなに思いつめるなよ。ちゃんと妙なことにならないように俺らが責任とるから」


「……」


さっきまでの脅迫的な雰囲気とはガラリと変わって、月島先輩から伝わる優しい雰囲気。

今、月島先輩の手が私の頭に……

そんな月島先輩の行動に、ドキドキが凄い。


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