初めての恋に溺れる人魚~my first love~
「まぁ、信じられないのも無理はないねぇ」
やれやれ、と首を左右に振るおばさん。
「でもね、こんなこと教えるのは、あんたが特別だよ、特別」
と、特別……?
「ど……どうして……ですか?」
私は勇気を出して、おそるおそる聞いてみた。
「あんたの気が私を強く呼んでいたからだよ」
「……」
嘘ぉ。
このヒト、真剣だ~…
な、何て言ってこの場から去ればいいのっ??